円満退職した後には公的手続きも忘れずに!

会社を円満退職できたら、公的な手続きを忘れずにする必要があります。会社に在籍時には健康保険に加入していましたが、退職すると健康保険を利用できなくなります。転職先が決まっている人は、受け取った健康保険資格喪失証明書を転職先に提出することで、健康保険証を発行してもらえます。転職先が決まっていない場合、その間に病気になると、自費で治療を受けなければならなくなるので、かなりの出費になります。そのような事態を避けるために、早めに手続きをしましょう。保険に加入するための1つの方法は、任意継続被保険者制度を利用して、退職後も、これまで加入していた健康保険に加入することです。離職日の翌日から20日以内に手続きをします。最長2年まで加入を継続できます。もう1つの方法は、国民健康保険に加入することです。離職日の翌日から14日以内に手続きをします。自分が住んでいる市区町村役場で手続きできます。その他には、家族の被扶養者として健康保険に加入するという方法があります。被扶養者になるためには、条件があるので、健康保険組合などに確認してください。転職先が決まっていない場合は、失業給付金を受け取るための手続きも必要です。自分の住所がある場所を管轄しているハローワークに行って手続きします。手続きには身分証明書や離職票、印鑑、銀行のキャッシュカードか通帳などが必要です。会社都合によって退職した場合は、7日間の待機期間の後に受け取ることができますが、自己都合による退職の場合は、給付金を受け取るまでに2~3ヶ月かかります。